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Channel: 今日も京都の葬儀屋さん
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南国を超えた京都とお箸

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皆様こんにちは。今日も暑い京都ですね。本日の最高気温は37.5度。 私の友人の沖縄県人(現在京都在住)の男性は、「京都は暑すぎる! 沖縄は32度以上にはならない!」と怒っておりました。確かに沖縄の日差しは「刺さる」様にキツイですが、この「モワ~」っと感(湿度の高さ)は本州の方が格段上との事です。 くれぐれも熱中症にはお気を付けください!   さてこの暑さの中、先程まで「霊柩車」の洗車をしておりました。 普段はあまりしない?私。人に任せる事がほとんどなのですが。。。本日は午前中に葬儀があり、ご出棺で京都中央斎場の駐車場に霊柩車を止めていました。。。その場所が悪かった。虫のフンや樹液が飛び散り、散々な事に。スタッフ一人に手伝ってもらい、洗車完了! 車はピカピカですが、私はドロドロに。。。お疲れ様でした。     それでは今日は「お箸」のお話しです。食べる時に使うお箸ではなく、お骨上げの時にお使いいただくお箸のことです。   京都中央斎場や宇治市斎場でのお骨上げの際には「片方が竹、片方が白木」で出来た「違い箸」をお使いいただきます。私はお骨上げの際には必ずその理由をご説明するのですが、皆様はご存知でしょうか?実はこの意味合い、お寺様や葬儀社によってそれぞれの解釈があるようです。 例えば・・・「日常使うものと区別するため」や「逆さ事(逆さ屏風やお着物の合わせ方)」など様々ないわれがありますが、明確な答えはないようですね。 その中でも私は「日常使うものと区別する」→「葬儀が特別なものであり、非日常的なものであることを認識する」事と「箸渡しの延長線上にあるもの」の2つがおおよそその意味を表していると考えています。特に後者は2人が一組になり行う箸渡し。これは葬儀の歴史の中でも相当古くからある常識で、「三途の川を無事渡れる様に」との気持ちが込められてものだと言われています。 (余談ですが、子供のころ母親によく怒られました。弟と2人で。。。) その習慣を2人ではなく1人で行えるようにしたのが「違い橋」であると考えています。お骨上げの際にはその方それぞれの思いがお有りになり、一人で行う方がその思いを満たす事ができる訳です。竹のお箸と白木のお箸で箸渡しと言う考え方ですね。   少し難しい、非日常的な話しになりましたが、如何でしたでしょうか?   それでは本日も良い一日でありますように!   メモリアルのHPです ご見学随時受け付けております  

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